先日、報道番組で故人のお写真から3Dデータを作成し、
そのデータを使用して3Dプリントを行い、
写真がそのまま立体になったようなフィギュア製作を行う
サービスが紹介されていました。
写真からデジタル的に3Dデータを作成という部分が
時代だなぁ・・と思う反面、
データ作成のコストがすごいんだろうなぁ・・と思ったりしています。
ただ、確かに写真というよりも3Dプリンタの特徴である
データ通りの立体化が行われていたのですが、
紛体着色プリントの特性で、
色味がなーんとなく全体的にぼけて見えて
パステル調な仕上がりになってしまっているのが残念でした。
あと、造形屋として思う事なのですが、
3Dプリントなどで生き写し状態の立体物を製作するのは
やはりオリジナルに近いサイズで製作するのが良いように思いました。
160㎝の方を1/10の16㎝で製作した場合、
今まで見ていたスケール感と異なる為なのか、
すごいんですけど・・・気持ち悪さというか違和感を毎回感じてしまいます。
私たちも3Dプリントは常々考えていますが、
ミーニ製作でこれを使うのはまだ時期尚早かなぁ・・と考えています。
そんなTV番組に便乗しまして・・
故人のフィギュア製作ももちろん行わせて頂いておりますが、
今回は還暦記念、お祝いとしてお造りさせていただた
製作事例を幾つか掲載させて頂きます。
同じポーズの製作事例がイージーオーダー(既成ポーズ)での製作となります。
帽子やちゃんちゃんこは歴色やご指定頂いた色で彩色させて頂いております。